学校長あいさつ
上条中学校は甲府市10校目の公立中学校として昭和の終わりに開校し、今年で37年目を迎えました。入学式では122名の新入生を迎え、全校生徒336名で令和6年度がスタートしました。
昨年度は、新型コロナウイルス感染症の「5類引き下げ」を境に、アフターコロナの社会に対応した教育活動が求められました。保護者や地域のご理解やご協力もいただく中で、コロナ以前とコロナ禍の教育活動を融合させ、本校の生徒の様々な学びや体験が実施できるよう教職員が一丸となって取り組んできました。これからもより一層、開かれた学校づくりを目指していきたいと考えています。
今年度もホームページに掲載していく学校だよりの題名を、本校の玄関前にも植えてある学校の樹である「あららぎ」としました。「あららぎ」は、別名「イチイ」という木です。その花言葉は「高尚」です。聖徳太子をはじめとする位の高い人が使う笏の材料になったことから決められた花言葉です。最近では、2019年に行われた徳仁天皇の即位の礼の際にも、イチイの木で作られた笏が使用されました。
私たちは「自主・協和・創造」の校訓のもと、イチイの木のような「質の高い」教育の実践を目指し、試行錯誤しながらも、新しい時代に挑んでいく生徒を保護者の皆様や地域の皆様と協力しながら育てていきたいと思います。
今年度もよろしくお願いいたします。
上条中学校校長 三澤 明生