校長室より

学校長あいさつ

 

上条中学校は甲府市10校目の公立中学校として昭和の終わりに開校し、今年で35年目を迎えました。入学式では104名の新入生を迎え、全校生徒327名で令和5年度がスタートしました。

昨年度はウイズコロナ社会の浸透により、感染症対策を行うなかで行動制限等も徐々に緩和され、学校の教育活動も以前の形に戻りつつあります。そして、今年度は5月の「5類引き下げ」を境にアフターコロナの社会へと変化していくことでしょう。そのような変化の中で、学校の教育活動をどのように整理して展開していくかが問われる一年となるのではないかと思います。コロナ以前とコロナ禍の教育活動を上手に融合させ、教職員が叡智を結集して新たな変化に対応しつつ、生徒の様々な学びや体験が実施できるよう一丸となって取り組み、これまで以上に開かれた学校づくりを目指していきたいと考えています。

今年度も本校の玄関前にも植えてある学校の樹である「あららぎ」を学校だよりのテーマとしました。「あららぎ」は、別名「イチイ」という木です。その花言葉は「高尚」。聖徳太子をはじめとする位の高い人が使う笏の材料になったことから決められた花言葉です。最近では、2019年に行われた徳仁天皇の即位の礼の際にも、イチイの木で作られた笏が使用されました。
私たちは「自主・協和・創造」の校訓のもと、イチイの木のような「質の高い」教育の実践を目指し、試行錯誤しながらも、新しい時代に挑んでいく生徒を保護者の皆様や地域の皆様と協力しながら育てていきたいと思います。
今年度もよろしくお願いいたします。

上条中学校校長  三澤 明生

令和5年上条中学校スクールプラン